カルチャーショックな竿。その2
カルチャーショックを受けた竿のもう一本はペインの97である。あくまでも私達が作ったレプリカの話である。ペインには7フィート2pc#4という仕様が同じ98というモデルもある。
当時、その98と6フィート6インチの96、あわせて3本を試作してみた。
98の太めのバットから細いティップに向ったシルエットはいかにもペインらしくカッコイイ!
対して97の方はバット部分は細めで、かといってティップ部分は98よりも若干太めである。
これで本当に98も97も同じ#4が乗るの?って思ったのがキャストする前の第一印象であった。
ところが、97をスゴイ!と感じてしまったのだ。
しかし、そのスゴイと感じたインプレッションをうまく言葉で表現できない。
なんとも、形容し難いのである。アクションはミディアムアクション。全く持ち重りを感じさせない絶妙なバランス。例えばヤングのミッジは持った瞬間 スゲエ軽い!と感じたのに対して、97は軽すぎることも無く重くも感じない。全く違和感を感じないバランスである。実際は短めとは言っても7フィートのソリッドなので、ある程度の重量はある。98とも対して変わらない。これはテーパーの絶妙なバランスだと思う。ただ軽ければイイってもんじゃないって言うことを認識させられた。キャストしてみても強く振れば強く出て、軽く振れば軽くでる。そう、まるで手の延長のようなバランスの良さである。
私の知る限りではペインのラインナップ中、ライン番手と長さが同じでアクションが違うものが存在するのはこの97と98のみではなかったかと思う。しかも、2pcではパラボリックシリーズを除けばショートからロングまで98とほぼ同じ様なミディアムファストアクションで揃っている(それがペインの凄いところでもある)。ところが97だけ異質なのである。7フィート0インチ#4仕様は98があるにもかかわらず97もラインナップに入れている。私の勝手な妄想なのだが竿聖ジム・ペインはこのひとつだけ異質な97をどうしても外したくなかったのではないか。それほど気に入っていたアクションなのか?それともそれほど思い入れのあるアクションなのか?...妄想は尽きない。
この形容し難いバランスは捨てがたく、この言葉ではうまく表現しがたい感触を3pcで追求しているのがBM484なのです。
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